不安定狭心症や心筋梗塞、心不全、肺血栓塞栓症など、緊急性の高い病気が多いのが特徴です。いずれの病気も、最初の数時間の治療が、その後の経過を大きく左右します。特に不安定狭心症や心筋梗塞は、心臓カテ-テル検査・経皮的冠動脈形成術(PCI)といった極めて専門的な検査と治療を必要とします。このため当科では、平日の日中はもちろん、夜間や休日も24時間緊急治療に対応できるように、当番制で待機医師を置いています。
心臓血管外科との緊密な連携も当科の特徴です。私たちのところに訪れる患者さんの中には、循環器内科だけでは治療が難しく、心臓の手術を必要とする患者さんも多くいます。
循環器内科と心臓血管外科は、循環器病センターとして同一の病棟を使用しており、常に緊密な連携をとっています。当病院の中で、循環器内科での検査~治療~心臓血管外科での手術という流れを完結させることができます。
2021年12月からカテーテルによる大動脈弁置換術(TAVR)を循環器内科、心臓血管外科と協働で開始し、順調に症例数が増えています。群馬県内2施設目のTAVR認定施設として、高齢フレイル開胸術後等で外科的な弁置換術が行えなかった重症大動脈弁狭窄症患者様に貢献できるものと考えています。
初診外来は、月から金の午前中に行っています。再診は、月曜日から金曜日(終日)です。木曜日の午後には、群馬大学循環器内科の医師による不整脈外来を行っています。
循環器内科では、以下のような病気を扱います