泌 尿 器 科
| 当病院泌尿器科では腎臓移植を除く、尿路、男性生殖器系の全般を診療の対象としている。 泌尿器科の担当する臓器は尿路系(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、男性生殖器(前立腺、精管、精巣、副精巣、陰茎)、後腹膜、副腎だが、各臓器の腫瘍、炎症、結合、奇形疾患や男性不妊症、神経因性膀胱、尿失禁、腎不全などの機能障害に対して治療を行っている。 医師は8人(うち後期研修3人)で、外来患者は1日約120人(平成19年度)で、2診制で診察し、午前は新患及び再来の一般診療を、午後は専門外来(前立腺、腎臓、CAPD、神経因性膀胱・尿失禁及び性機能)で毎週月〜金曜日まで行っている。入院は一般外科、内科との混合病棟で、年間10,232人、1日平均28人(平成19年度)であり、手術件数は717例(平成19年度)で、前立腺肥大症(経尿道的前立腺切除術(TUR-P)、前立腺被膜下摘除術)、停留精巣(精巣固定術)、膀胱癌(経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BE)、膀胱全摘除術)、上部尿路癌(腎・尿管全摘除術)、腎細胞癌(根治的腎摘除術、腎部分切除術)、副腎摘除、腎不全(内シャント造設術、CAPDカテーテル留置)など施行。 平成19年度は、前立腺全摘除術(約42例)、膀胱全摘除術(約4例)、腎副腎摘除術(約56例)、腎摘(18例)、副腎摘(8例)、腎尿管腫瘍(4例)とメジャー手術の増加、また体腔膜鏡下の手術も取り入れている。腹腔鏡下では、腎尿管悪性腫瘍摘出術(18例)、副腎摘出術(8例)、腎尿管腫瘍摘出術(4例)を施行した。 透析は、血液透析とCAPD両者を取り扱っている。血液透析装置は腎センター(透析、CAPD外来室、ESWL装置)に28台設置されており、現在、午前・午後の2シフトで4時間透析を行っていて、約65人の維持透析患者がいるが、他の透析病院の患者も手術や検査などにより当病院へ入院している。 CAPD患者は現在13人である。また、血液浄化としてLDL吸着、顆粒球吸着等も行っている。透析導入患者は年間40人程度である。当科で透析導入後、近隣の透析施設に紹介している。 各種疾患について述べると、急性腹症として来院する尿管結石は鎮痛、利尿の後、小結石の場合は自然排石、大きい結石は腎結石の治療と同様に体外衝撃波にて結石破砕術(ESWL)の適応となる。ESWLの治療は年間延べ250件前後。腎機能障害については、慢性腎炎、糖尿病性腎症等、腎外来で管理しているが、非代償性腎不全の状態で入院。透析となる場合もある。導入から維持透析、安定期に入るので治療管理を行っている。 排尿障害では、前立腺肥大症、前立腺癌が代表的疾患で、前立腺肥大症は薬物療法が第一選択で手術となる場合はTUR−Pか前立腺被膜下摘除術を行う。前立腺癌の早期癌は前立腺全摘除術、進行癌はホルモン療法を第一選択とする。 平成17年5月26日より高度先進医療として早期癌に対して125 Iシードによる密封小線源(brachy therapy)療法を開始、昨年度末まで65例に施行した。尿路系癌(膀胱癌、腎盂・尿管癌、腎癌)では、病期により手術療法、化学療法、放射線療法を各癌の時期に応じて選択している。 当科の特徴の一つは、合併切除を必要とする難治手術例を他院から多く紹介されることです。心房内に腫瘍血栓を有する腎癌に対し、心臓血管外科とともに低体温循環停止法を用いた手術を8例行っています。また、当科には、2人の女性医師(医長、後期研修)が働いています。女性医師が安心して働ける環境づくりを目指しています。当科は、日本泌尿器科学会と日本透析医学会の認定教育施設です。当院で後期研修を行えば、両学会の専門医を申請するのに十分な症例を経験できます。 以上、泌尿器科疾患のほぼ全域を扱っており、初期研修、後期研修を有意義におこなえます。 |
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** 泌尿器科指導医一覧 **
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医師名
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加 入 学 会
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資 格
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| 小林 幹男 (副院長兼泌尿器科部長) |
専門:泌尿器科腫瘍学 @日本泌尿器科学会 A日本腎臓病学会 B日本透析医学会 C日本ESWLエンドウロロジー学会 D日本癌治療学会 |
@指導医・専門医 C腹腔鏡手術認定医 |
| 竹澤 豊 (主任診療部長) |
専門:血液透析 @日本泌尿器科学会 A日本透析医学会 B日本がん治療認定機構 C日本癌治療学会 |
@指導医・専門医 A指導医・専門医 Bがん治療認定医 |
| 内田 達也 (診療部長) |
専門:内視鏡手術 @日本泌尿器科学会 A日本透析医学会 |
@指導医・専門医 |
| 斉藤 佳隆 (診療部長) |
専門:画像診断 @日本泌尿器科学会 A日本透析医学会 |
@指導医・専門医 A専門医 |
| 宮久保 真意 (医長) |
専門:泌尿器科腫瘍学、女性泌尿器 @日本泌尿器科学会 A日本透析医学会 B日本ESWLエンドウロロジー学会 C日本癌治療学会 D日本がん検診診断学会 |
@専門医 |
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